もう随分と前で忘れてしまったかもしれませんが、就活時に面接を受けた50代は全員に近いのではないでしょうか?
20代であれば就活時に近い質問を中心に繰り出されますが、40代や50代の中高年が聞かれる内容は全く別次元です。
それなのに未だ、学生時代に頑張ったことや、学校自慢を繰り返す50代がいることには驚かされます。
国公立大学や有名な私立大学出身者がこの傾向にあるので、注意してください。
私たちいわゆる中高年が聞かれる質問として、自己アピール、志望動機、職務経験で得たスキル、集団の中で培ったこと、失敗体験や成功体験が中心です。
加えて、ポータブルスキルと呼ばれるあなた自身の人柄や傾向を重視。
要は、あなたの学歴を知りたいのではなく、キャリアや仕事の詳細を知りたいのです。
即戦力を求められているが故に、当然の質問ではないでしょうか?
学生の頃を思い出してください。
私もそうですが、堂々と「バイトで培ったコミュニケーション能力を発揮できます」と就活時にはアピールしたと思いますが、これは完全に主観に基づいたアピールです。
中途採用者がアピールしなければならないのは、仕事の中で培った、かつ客観的事実に基づくアピールポイントです。
自社で活かせる経験やスキルが語れないと、面接は突破できないので注意してください。
志望動機も然りです。
未だ「御社の理念に共感した」「共に歩んでいきたいと思った」系の安っぽい動機を語る50代が絶えませんが、年齢相応な答弁ができるよう心掛けてくださいね。
なにぶん初めての転職だから、これ程度の受け答えしかできないと開き直る50代がいらっしゃいますが、転職が初めてかどうかは私たちは知る由もありません。
もう少し厳しい言い方をすると、転職が初めてかどうかなんて私たちには関係ありません!!
まれに言い訳がましく「初めて」と口にする人がいますが、もっとも恥ずかしいイイワケだと考えてください。
初めてだから緩く審査することは、絶対にありえません!むしろ、落とされるのを早めるだけですから、十分注意してくださいね。