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私がまだ学生の頃は、ようやくワープロが世に出はじめた時代です。

今では考えられないでしょうが、就活時もすべて手書きが主流でした。

ですから私よりも年上の世代は、履歴書は絶対に手書きでしょ?っていうし、逆に今の20代30代に聞くと「なに効率悪いこと言ってるんですか?」ありえないって声が帰ってきます。

結論から申し上げますと、応募先から指定がない場合どちらでも構いませんが、手書きで書く場合は気を付けるべきポイントがいくつかあります。

まずは、心を込めて書くということです。

総務職をやっていると上司が「履歴書は手書き」と、私たち新人に押し付けてきます。

他の職場でも同じと聞いたことがあるのですが、私たち若手は手書きで履歴書を書くことを覚えさせられます。

これは何故かというと、雑に書いた履歴書と心を込めて書いた履歴書を見分けるための訓練。

当時は、「パソコンがあるんだから手書きなんて…」と思っていましたが、この訓練のお陰で、雑な履歴書とそうでない履歴書を一瞬で見分けれるようになりました。

今でも上司には感謝しています。

40代でリストラされ転職活動をするハメに陥りましたが、転職先として希望した総務部では6割以上の割合で「手書き」の履歴書を要求されました。

ようは未だに半数以上の企業で、手書き重視していることが伺い知れますよね?

字は人を表すと言われる通り、字はその人の人柄がメチャメチャ出ると考える採用担当者は実際多いです。

手書きのほうが応募先へ熱意を伝えられると考えている50代はまだまだ多いですが、手書きで書く場合は、魂を込めて書いてくださいね。

本人が魂を込めたと考えていても、私たちに雑と捉えられると逆効果です。

加えて言うならば、私がいる介護業界では手書きの方が主流です。

理由は簡単で、パソコンを使える介護職の方が圧倒的に少ないのと、心を込めた手書きの方が有利と考えられているからです。

実際、他の業界ではありえないのですが、一部の転職エージェントは転職希望者に手書きの履歴書を書くよう指導していると言いますから驚きじゃないですか?

ただ、枠を勝手に増設したり、使用済の履歴書を修正液で消したトンデモ手書き履歴書はまだまだ見受けられます。

機会があればブッチャケてみたいと思います。