昭和の時代には職安と呼ばれいたハローワークは、私たちにとって身近な存在。
私も20代で3回転職したので、神戸市や明石市のハローワークには何度お世話になったか分からないぐらいです。
失業したら真っ先にお世話になる機関ですが、失業者がひっきりなしに出入りしているため、あまり良いイメージを持ってない50代も多いのではないでしょうか?
ハローワークにはハローワークでしか扱っていない求人が大半をしめ、更に幅広い年齢や性別、転職サイトでは決してお目にかかれない職種もみられるので、絶対に活用すべきと劇押しするコンサルがいますが、私はあまりお勧めできません。
ハローワークインターネットサービスは自宅のパソコンからでも閲覧できますが、現地でないとみることができない求人もあるため、皆さん挙って現地に押し寄せているのでしょうか?
それとも自宅にパソコンがないから、あの狭い空間で少ない端末を奪い合っているのか、謎ですが、そもそもハローワークの役割が何たるかご存じないのでしょうね。
ハローワークは厚生労働省の管轄で、主に失業者の再就職支援を担当する部署。
どちらかといえば、一日でも早い再就職、失業保険を使うことのない再就職を目指していますので、年収や待遇は二の次あつかいです。
また窓口に座っているキャリコンサルタントも民間のそれとは違い、転職のプロではなく外部から派遣されてくる契約社員の皆様です。
12年ほど前までは正規の職員が担当していましたが、時代は変わるものです。
ハローワークと共に時代を築いてきた人材銀行も役目を終え、中高年のマッチングは今や民間の転職エージェントにどんどん流れているのが実情です。
ただ勘違いしないでほしいのが、ハローワークというひとつの応募手段を捨ててしまうのは危険ですから辞めてください。
私たちは掲載費を払って転職サイトに、年収の2割ほどの手数料を支払ってエージェントに投げますが、掲載費が一切かからないハローワークにも同じ求人を投げかけます。
同じように、超有名な地元企業もハローワークに投げていますので、退職者が出たタイミングが合えば
50代でも良い求人に巡り合える可能性があります。
良い求人を目にしたなら、迷ってないで応募してみてください。