転職は人生の一大イベントですが、リストラされた場合や不名誉な事態に陥り行う転職はなかなか言い出せないものですよね?
私と共にリストれされた中高年の中には、未だリストラされた事実さえも隠し通している強者がいるぐらいです。
その方は、給料明細を渡さず現金支給を貫いてきた人なので、未だ奥さんにはバレていないと推測しますが、極端な彼の例程ではなくとも、家族は分かってくれるはずだ、反対されないハズだと早期退職制度に申す込んで、離婚まで行ってしまった人も知っています。
彼にしたら割増しで貰える退職金で、行ったことのない家族旅行にとか甘い夢を見ていたようですが、特に女性は、そういう重大な事実を知らされていないことに腹を立てるのです。
転職が上手くいってしまった50代も同様です。
安い給料、悪い福利厚生から逃れ、新しい人生を掴んだ、これで家族にもひもじいおもいをさせることはないとカミングアウトした瞬間、嫁の猛反撃にあい転職を諦めた50代も少なからずいらっしゃいます。
職場には既に退職届を出し、新たな職場とは顔合わせを兼ねた食事会を終えているにもかからわず、元職場に頼み込んで退職を取り消したというウソのような本当の話は、現実に起こっています。
50代の転職活動はそれはもう死に物狂いです。
そんな懸命な努力が、言うタイミングを間違ったがあまりに一瞬で水の泡になるんですよ?
怖くないですか?
ちょっとホラーな話です。
ですから、転職を考えたとか構想の段階からパートナーにはほのめかせておくとか、家族に伝えておくのがベストですよね。
私も結婚してから2度転職しましたが、「今の職場では将来が見込めなくてて、情報収取がてら転職活動を始めようと思っている」と軽く酒の席で空いての出方を見てみたことがあります。
賛成なら、どうぞどうぞという言葉が返ってきますし、反対なら「もう少し今の職場で踏ん張ってみたら」という答えですね。
正直なところ、パートナーも説得できないのにどうして面接官を説得できるんだよ?って思いますし、もし万が一ピンチに陥った時に、助けてくれるのはパートナーだけです。
普段、金金言っている嫁さんでも、ピンチの時には何とかしてくれる肝っ玉の強い母ちゃんもいるものです。
男のプライドもあるでしょうが、最後の切り札は家族です。
それを忘れないようカミングアウトしてみてください。